老化防止と関節痛とオーベンザイム

今の私を見られるのが恥ずかしい

私はもずく女。毎日毎日もずく、もずく、もずく。レイミが私を馬鹿にしていた。半年ぶりに遊びに来たら、部屋のドア開けていきなりもずくの臭いがするって。本当かもしれない。でもみてらっしゃい。もずくを笑う人はもずくに泣く人ですよ。もずくは人を生かして行くのですから。 関節が痛い。頭が重い。更年期障害かな・・・。もずくじゃやっぱり勝てないかな。スマホでオーベンザイムを検索してみる。このまま井の頭公園でボート漕ぐ人たちを見ながらオーベンザイムを注文出来る時代になったのですね。一体なんという時代なんでしょ。・・・と私が見ていたは、出会い系サイトチャッキリスだった。
 こういうのって、女性サクラばかりと言うではありませんか。みなさん男性たちは出会いを求めて出会い系サイトの前で屯しているのです。そんなところへ私などウブな女が立ち入ったら、みなさん男性殿方は、ぶっとびで私に飛びついてくるのではないでしょうか。
 私は、プロフィールを書く。井の頭公園でデートしませんか。私、二十二歳。・・・嘘をついてしまった。これじゃ本当に出会えるはずはない。
 大道芸人が池の向こうでジャグリングしています。子供たちにバルーン風船でミッキー作っている。のどかな風景。
 ・・・ん? あれって十八年前に別れた彼氏・・・? 私、目を伏せた。これが私の現実。私、彼が本当に十八年前に別れた彼氏かどうかも確認する前に目を伏せてしまったのだ。もし彼氏だとしたら、今の私を見られるのが恥ずかしい。